歯茎が下がっている

歯茎が下がる理由

歯茎が下がる理由

歯茎が下がることを歯肉退縮といいます。
歯肉退縮になる主な原因は、歯周病です。歯周病は初期段階では痛みが発生せず、ほとんどの場合気づかないまま進行してしまいます。
歯の周りの組織がすり減ることで、歯根が露出した状態が進行すると、歯が長く見えたり歯がぐらぐらしてきたりします。さらに、歯茎と歯の間に隙間が生じやすくなり、細菌に感染しやすくなることで、さまざまなお口の中の病気を引き起こします。
また、歯茎が下がる理由は歯周病だけではありません。遺伝、ブラッシングのし過ぎ、ホルモンの影響など、さまざまな原因があります。毎日歯磨きをしているのになぜ、という疑問が起こるのもそのためです。

そのままで治るの?

そのままで治るの?

軽度な状態であれば、歯科医院でクリーニングを行うことで改善が見込まれますが、歯周病が進行し、骨損失など重症の場合は、退縮した歯肉の手術が必要になる場合もあるため、早めの治療が大切です。
歯肉退縮は自然に治癒することはありません。定期的に歯科医院に通い、お口のケアを正しく行うことが一番の予防法といえます。また、禁煙を心がけることや栄養バランスの取れた食事など生活習慣全般を見直すことも必要です。

歯茎の再生療法とは

歯茎の再生療法とは

歯茎の再生療法とは、下がってしまった歯茎を元の状態に近づけることで再発を予防する方法です。単に失われた歯の組織を取り戻すだけでなく、歯周病の進行を抑えるなどさまざまな予防効果があることが大きなポイントです。
日本人の特徴として、遺伝的に歯茎や歯の周りを支える歯槽骨という骨が薄いことが挙げられます。加齢とともに歯茎が痩せてしまい、歯が長く見えるようになりやすい傾向があることを知っていただければと思います。
歯茎の再生療法は外科的な治療です。歯周病の進行状況などによって、回復できる歯茎の位置は異なることもご理解ください。

推奨する治療法

歯周形成外科

歯茎の問題を引き起こす歯周病の治療は、歯が抜ける前にこれ以上病気が進行しないように止めることが主な治療でした。しかし、最近では歯の組織を再生させ、できるだけ元の健康な状態に戻す治療法があります。
歯茎の問題を解決する方法として、顎の骨を増やすことで歯茎を整える手術を行うのが歯周形成外科です。日本ではまだ聞きなれない言葉ですが、欧米においては広く普及している治療法です。
歯周形成外科には、GTR法とエムドゲイン法の2種類があります。
しかし、歯周病がかなり進行している場合においては、どちらの治療も困難な場合もありますので、手術を受ける際は歯科医師の指示をきちんと聞いていただきますようお願いいたします。

ダイレクトレジン法

むし歯の部分だけを削って、数種類のレジンを詰めていく方法で「ダイレクトボンディング法」とも呼ばれています。素材や色の使い分けなど、経験と実績が問われる治療法のため、どこの歯科医院でもできるという治療法ではありません。むし歯をただ治すだけではなく、キレイにしたいという方にはおすすめの治療です。

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